2007年11月17日

続々 写真の芸術性

2007.11.17

続々 写真の芸術性

 昨日は裁判所に行きました、今回の目的は和解に関する話し合いでした、もう提出する証拠類の書面も原告被告双方ともに出し尽くしましたので、後は和解に関する腹の探りあいです。裁判所にはだいぶお骨折りをいただきました、和解金額も今までに例の無いほどの高額を提示されました、また被告側から謝ると云った内容の書面も提出させるとのことです。しかしどうも私には納得が行きません、これだけの事をしておいて謝ってそれで済ませて良いのか、以前の撮影許可に戻さない状態で終わりにするのか、これでは権力側に押し切られた事になります。やはり判決しかないのか、民事訴訟は和解が最良と、裁判所は和解を強く勧めてきます。
 写真の芸術性の続きを書きます、裁判の席では芸術性と言わずに創造性とか創作性の用語を使います。前回11月11日のブログではフィルムの選択を如何するかまで書きました。RDPにするかRHPにするか、それともRHPを増感して使うかの選択です、この日の素戔嗚尊(スサノオノミコト)様のご宣託はRHPのノーマル使用でした。石段下に三社の神輿が揃うのが18時30分、それから1時間程に亘り祭典が行なわれます、準備段階では西楼門に陽が差していたのですが、問題の写真では画面すべてがビル(私が居るアーケードの西北側の建物)の影になっています。陽が差している間であれば前回のブログ示した撮影条件、絞り:11以上、シャッタースピード:1/15以下はRDPでクリアできます、しかし問題の写真の撮影時刻ではRHPでなければ達成できません、この間10〜15分程です。この日は晴天でしたが曇りの日ですと天空からの拡散光がなくなりますので、RHPを2絞り以上増感して使用しないと厳しくなります、私の場合2枚のロールホルダにRDPとRHPをそれぞれセットして臨みました。露出に関しましては長くなりそうなのでまたの機会にします。
 此処まで来ると後はシャッターチャンスです、これまでの段階は技術、達成するための手段でしたが、此れから先は芸術性、内面的な課題になります。素戔嗚尊は荒ぶれる神様ですので神輿が暴れているところとの考えも有るのですが、表紙の写真ですのであえて止まっているところ、静の中の動を表現してみました。神輿は静止しているが輿丁の中には落着かない(待ちきれない)で動いている者もいる、今は静まっているが間もなく神輿は大きく動き出す、荒ぶる神の動き出す前の静止状態、この様な状況を表現したかったのですが、それなりに納まっているなと自負しています。また四条通のセンターライン上から真正面を撮るよりは、今回のように正面を外した方が、より広がり感が出て成功かなと云ったところです。

posted by kazz at 20:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
押し後残します
Posted by 人妻 at 2008年01月26日 17:39
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