2007年11月07日

芸術的価値 その2

2007.11.7

芸術的価値 その2

写真の芸術性

 10月26日付のブログで、民事訴訟は被害を金銭に換算しなければならない、よって写真の芸術的価値を文章で表現しなければならないと書きました。また11月1日付のブログでは、裁判官より写真の芸術性について、事細かに質問されたとも書きました。
 問題写真の芸術性については、まず写真集『京乃七月』の表紙を飾る写真には、何が相応しいのかより始まります。7月のブログでも書きましたが、祇園祭のメインは『山鉾曳廻』だと思われている方たちも多いかと思います、しかし本来の意味での祭の中心は『神輿渡御』であり、山鉾曳廻は露払いにすぎません。次は神輿渡御のどのシーンを撮影するかになります、やはり八坂神社の顔である西楼門の石段下に三社の神輿が揃ったところであろうと考えました。そして何処から撮るかになります、当然の事ですが神輿のバックに西楼門が入るポジション、西側から東の方向を狙うようになります、西楼門の位置から神輿を見おろすカットも撮影しましたが表紙には不向きです。四条通と東大路の交差点にある横断歩道あたりからが、最良かとお思いの向きも多いかと思います。私も四条通のセンターラインの上に人の背丈程の脚立を立てて挑戦しました、子供神輿が中御座の神輿の陰になってしまいます、また神官も隠れがちになります。レッカー車を利用してアーケードの高さまで上げる手も無い訳ではないのですが、残念ながら私にはそんな甲斐性はありません。そこでアーケードが浮上してきます、南側は交番ですので諦めておりました、北側の角の辺りが好かろうとの事で、アーケード使用許可に向けて奔走します。
 ここまでが表紙ページ『問題の写真』の撮影準備の第一段階です、以降は次の機会に譲ります、今夜はこれにて。

posted by kazz at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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