2007.10.26
芸術的価値
昨日は次の公判(11月1日)に向けて弁護士と私の2人、19時から23時まで弁護士事務所に缶詰になり準備作業をしました。作業の内容ですが、その一つは今回の無断使用事件をポスター・新聞広告・月刊誌の項目別に、詳細を時系列に並べて事件の流れを解明すること、いまひとつは無断使用された写真の芸術的価値を明確にする事でした。
ここで何故、写真の芸術的価値が問題になるのかと言う事です、日本の法律では特に民事訴訟においては被害を金銭に換算しなければ為らないからです。芸術的価値を言葉や文章で表現するのは大変苦労の要ることで、金銭に換算する事はもっと大変です。刑事訴訟ですと法律に違反しているか否かが問題なのであり、芸術的価値や金銭への換算はそれほど重要ではない様に感じます、その代わり事件の流れや事実関係の方が重要になってくるかと思います。
今回の訴訟においては金銭的な損害賠償よりも、『謝罪』の方に力を入れております。これだけの事を仕出かして置いて僅かばかりの金銭で揉み消そうとしていた、サンケイデザインの吉川和男社長の態度には怒りを感じます。もっと許せないのは、この期に及んで『神社は知らなかった神社には責任がない』と他の職員に言わせて、自分は逃げ回って表に出て来ない八坂神社の代表である森壽雄宮司の対応です。人の道を説く宗教関係者にはあるまじき態度には呆れかえるばかりです。テレビや週刊誌で騒がれている、無責任な政治家や傍若無人な公務員のように思えてきます。
八坂神社内でおきたことは代表者である宮司に責任であり、八坂神社が発注したポスターは八坂神社に管理監督責任があります。
2007年10月26日
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