2023年07月13日
祇園祭 ’23–04 前祭曳初
2023.07.13
祇園祭 ’23–04
前祭曳初
昨日そして今日は前祭の鉾と曳山の曳初でした、でも今日は残念な事に朝から雨が降っていました、午前中の長刀鉾の稚児社参の時間帯は何とか上がっていたのですが、午後の曳初はメッチャ降られました。 曳初とは鉾や曳山の試運転の事で、要するに鉾建てが終了して、完成した鉾や曳山の最終点検です。
観光客の方々は、大きな車輪が付いて曳き廻されるのが鉾で、ヒトが舁いて(担いで)廻るのが山だ、このように見ているのではないでしょうか。 鉾と山の2種に大分類されていますが、実際はもっと多くに分類出来ます。 「鉾」は真木の先端に矛(ホコ)が着いているから「鉾」なので、元々は神泉苑に66本の矛が集まった、これが鉾の始まりかと思います。 矛とは槍などの武具だとの事です、其れが飾り物として段々大きくなって持って歩けなく成り、車輪を着けるようになったそうです、武具の鉾の他に「船鉾」と「傘鉾」もあります。 「山」は松を飾る事により山を模しているから「山」で、一般的には舁山です、松の木が大きくなって大きな車輪が付いたのが曳山です。 山の中には松を着けていない山もあります、よその祭では人形屋台などと呼ばれています。
一枚目の写真は昨日行われた四条通の曳初の1コマです、函谷鉾が烏丸通まで進んで、今度はバックで戻って来ているシーンです。 背景に見える鉾は長刀鉾です、その後ろの山は祇園さんの裏山になる東山です、バックに東山が入る絵面は私の好きなカットの一つです。
二枚目の写真は今日の午前中に行われた長刀鉾の稚児社参です、鉾の前をスタートして御旅所前の休憩までの1コマなのですが、バックの看板が面白くてシャッタを切ったのですが、さしずめ「類似ヴィトン」と言った所でしょうか。
三枚目は今日午後の曳初です、四条新町から新町を少し下がって行った時のことです、この御仁は警察官です大分お上の警視くらいの階級にお見受けいたしました。 観光客の流れを撮影している様子ですが、この御仁が1番邪魔なのです。 周りの警察官は白いラインの外に出てください、道路の中央には入って来ないで下さい、と言っているのですが、その様にするとこの御仁がファインダの中に入ってしまいます。 頭で仕事をする階級の警察官なのであれば、もう少しお考えになってから仕事をしていただきたい。
テロやデモの警備をしてる訳じゃねーんだろ、近付き過ぎると見えるものも見えなくなりますヨ。 もう一つ傘を差しながらの写真撮影、気楽な公務員の仕事ですナ。
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