2014年03月06日

土門拳『手』

2014.03.06

土門拳『手』

 中野坂上(東京都中野区)の写大ギャラリーで今月28日まで、土門拳写真展『手』が開催されています、私も今日観てきました。 『手』と題された写真展ですが、手をテーマとして撮影されたと思われる作品は13点、全体の3分の1以下、あとは何か手を使っている人物か、仏像や人形の手を撮影した物です。 手をテーマに撮影した作品はもっと有ったかと思うのですが、手と言われれば手なのでしょうが、ちょっと期待はずれでした、内容が分散してしまったようです。
 土門氏がご自身で纏められた写真集は素晴らしいのですが、最近の写真展は少しオカシイ様に感じます、土門氏の撮影意図が歪められているのかもしれません。 一年ほど前の事でしょうか、六本木の富士フィルムフォトサロンで開催された古寺巡礼の写真展の事です、作品はタタミ一畳ほどの大きさです。 土門作品と云えばシボリを出来る限り絞り込んで、画面全体にピントが来ているのが特徴で、土門芸術とまで謂われています。 しかし富士フォトの古寺巡礼では、何処にもピントが来ていない作品を見かけました、千手観音の左手群を撮影した作品では、そのピントの甘さに気持悪く成るほどでした。 撮影された当時のレンズやフィルムでは限界なのでしょうか、写大ギャラリーで観た時は、作品の大きさも依るのでしょうがピントはきちんとしていました。
 画面全体にピントが来ている土門氏の作品よりは、入江泰吉氏の大和路のような空気感の在る作品の方が、観ていて落ち着くのは私だけでしょうか。
posted by kazz at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック