2009.06.16
全国祇園祭 その5
品川担ぎ
6月6日と7日の両日、北の天王祭、南の天王祭に行きました。 東京都品川区北品川、旧東海道53次1番目の宿場、品川宿の品川神社、荏原神社の両神社で行われる祭りです。 天王祭とあるからには両神社に祀られているのは牛頭天王(スサノオノミコト)のはずです、スサノオとくれば疫病退散のための御霊会です、この祭りも祇園祭の延長線上にある祭礼のようです。 両神社ともに京急電車で品川駅より2駅南(横浜より)にある新馬場駅の近所にあります、この新馬場と品川の間にあるのが北品川駅です、何故か北品川駅が品川駅より南にあります。
この祭りでは品川担ぎと呼ばれる特殊な神輿の担ぎ方をします、宮入の際に品川神社の石段を登るために考案された方式かと見ております。 神輿の台座を前後に貫通している担ぎ棒(縦棒、長さ6m程度)にたいして、線路の枕木の様に横棒(長さ2m程)を取り付けて、輿丁はこの横棒を縦棒の外側で担ぎます。 輿丁は縦棒の外側より左右で向い合う様に入るので、担ぎ手は神輿の進行方向に対して横を向いた形になります。 横棒は前後に3本ずつですが、大きな神輿(御本社の神輿)では4本ずつになります、輿丁も1本の横棒に左右3人ずつ入ります。 この形ですと縦棒だけの時に比べ倍の人数で担げます、急な石段を登るのには好都合です。 平地を渡御するときはこの状態で、縦棒の先端を左右に大きく振りながらジグザグに進みます、正に荒ぶる神の神輿振りです。
2009年06月16日
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